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【0】へんなおじさん

文章0 怪異0

「コートの中がなんにもなかった」という点について描写が決定的に足りないと感じました。
このコートの中身が無かったという場所が最大の盛り上がりであり、また読者の想像を超えなければならないところなのですが、取材の際の言葉をあまりにあっさりと引用しただけであって強烈なインパクトとは言い難い印象になってしまっています。
この場合は、取材の際になにもなかった様子を質問することや図解して貰うことによって情報量を増やし、強烈なインパクトを与える言葉を持って表現していただきたかったなと思います。

怪異には類話が多く、希少であるとは言い難いです。しかし、この「なにもなかった」様子を克明に、かつインパクトをもって書くことができたのなら評価が上がった可能性があります。
それは、実際の怪異体験には表面上は類話が沢山あるように感じてもどこか他の話にはない点があるという事が多々あるからです。それが実話ならではの特徴でもあるとは思います。ですので、その点で非常に惜しいと感じました。
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テーマ : 怪談/ホラー
ジャンル : 小説・文学

【+2】会える

文章+1 怪異+1

文章面で考えたとき、恐らく筆者の狙いは読後に後を引かせるという事だったのではないかと思います。
極力、筆者の推測や怪異の情報を与えすぎない点でそう想像することが出来ます。
そう考えた際私は見事にその狙いへ嵌り、読み終わった後に様々な推測や想像を巡らせました。実際怪異とはよくわからないもので、本人も理由も原因もわからないというものが遥かに多いと私は取材していて思うのです。体験者から怪異体験を聞き終わった後、まさにこの読後のような感覚に陥った事は何度もあります。その現場での再現をまた試みたと言うことがはっきりとこの文章から伝わってきたのならばさらに評価は高くつけさせて頂いたと思います。
しかし、残念なのはもう少し他の例を見たかったという所でしょうか。そうすることでさらに得体の知れないものを感じ取ることができたのではないかと思います。

怪異自体も珍しいものだと思います。とても奇妙で得体がしれません。恐らく筆者や体験者本人もそう考えているように感じました。

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【+1】墨壷

文章0 怪異+1

古道具にまつわる怪談というのはよくありますが、墨壺というものは聞いたことがありません。希少だと思います。
タイトルにもなっていて目を惹きました。
墨壺がどのようなものか何となく想像が付き、見た記憶もあるのですがお話に登場する件の墨壺の描写がもう少しあった方が取っ掛かりとなってさらにイメージが強くなると思います。
古道具屋が見つからないという点も後を引きます。それもひっくるめて怪異だったのでしょうか。後ろで糸を引くナニモノかをぼんやりと感じさせるものがありました。

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【0】私、悪くない。

文章0 怪異0

なぜ布団を足で丸めて隅に蹴飛ばしたのか、そこをどう解釈させたいのかという点が気になりました。
もし、布団から声が出たという事なのならば描写が足りなくそう想像させるには今一つパワーが足りないと感じました。そうでないならば、そう感じさせないような違った描写がまた足りなく今の状況では解釈の点で何とも判断し辛いです。このお話の重要なポイントとなる所でもあるのでこのような評価にさせていただきました。

怪異も、上記のような理由で判断が難しいです。もし、布団が喋ったというお話ならば希少度は高いのですが誰もいない室内から声が飛ぶという、人間の姿を感じさせるような印象のお話なら希少度はあまり高くないように感じます。
この状況ではどちらともとれるのでこの評価でお願いします。

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【-1】鬼婆

文章-1 怪異0

文章が小説的な表現を使っていたり、文を細かく切っていくという使い方が気になりました。
盛り上げるところ、たたみかける所に効果的に使うのならばわかるのですが、あまりに全体の文の量から見ても多用しすぎている印象があります。コンパクトで、かつ印象の強いワードを選び使った方が過不足無く書くことができますし、文が重くなることを回避できます。
実話怪談文章では、いかに下手な味付けをせずに体験談をおいしく抽出するかというところが重要であると私は思っています。ですので、文を味付けしすぎて重くなってしまうと元の体験談のおいしさが逃げてしまいます。
このお話は実体験という事でその辺りの情報の取捨選択が難しいとは思います。
ですが、このような理由でこの点数にさせていただきました。
怪異自体は最後のフラッシュバックするところが非常に気になりました。しかし、出ている情報では悪い意味での投げっぱなしにしか感じませんでした。しかし、その友人に取材をするなどして掘り下げればまた違う形で鬼婆が浮かび上がってくる可能性がある事を予感させます。その点、あまりにぶった切りである事を非常に惜しく感じました。

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